CG講座 P−Cat
P-Cat Ver.2.04 ・・・

第1講座 フォトショップ編

第1回 主線レイヤーを作ってみよう!

さて、ここでは主線レイヤーの作り方をやってみましょう。

スキャナーで主線を取り込んでみたものの、その上にレイヤーを作って色を塗ると
線が消えてしまうし、じゃ上に主線レイヤーを持ってくると下のレイヤーが
全然見えなくなってしまうと、悩んだりしてませんか?私は最初悩みました(笑)

そんな悩みはここで解消してしまいましょう!

主線原稿を取り込もう!
・まず最初に主線を書いた原稿をスキャナーで
取り込んでください。
・フォトショップと互換性のあるプラグインモジュールを持っているものか、 TWAINインターフェイスに対応しているものであれば(図1)のように
[TWAIN対応機器からの入力]を選択すれば、
専用のアプリケーションが起動します。
・まず読み取りの方式を「グレースケール」に
設定します。

・さて、ここで厄介なのが「解像度」です。

解像度とは画像の1単位の長さに表示される
ピクセル数の事で、 通常「pixels/inch」と言う
単位(1インチあたりのピクセル数を表す)で
示される。 たとえば「72pixels/inch」だと
1インチ四方の中に5.184(72×72)ピクセルが
含まれる。

図1
・この説明でなるほど!思える方はいいですが、解ったような解らないようなという方は、 解像度が高いと
画像が綺麗で、低いと粗くなるこという事だけを理解して置けば良いと思います。 そして解像度が高くて
綺麗だと、それだけファイルサイズが大きくなり、 処理する時間がかかったり、メモリが小さいとメモリ不足で
対応出来なくなるという事も合わせて覚えて置いてください。
・それでは具体的には「解像度」をいくつに設定
するか?ですが、これは画像を使用する目的に
より変わります。
・私はいつも綺麗な方がいいなぁ〜って事で、
家のスキャナーで一番高い「360」で 取り込んで
います。
Web上での使用→72pixels/inch
印刷用→300/350pixels/inch
これは1つの目安です。

取り込んだ主線を調整しよう!
図2 図4 図7
・すべて選択した状態が(図7)です。
・全部選択した段階で「選択範囲の変更」→「縮小」
図8)を選択し「縮小量」を 「2pixels」ぐらいに設定
して実行します。
・「グレースケール」で「360」の解像度で取り込んだ画像が(図2)です。
・スキャナーで取り込むと、どんなに気をつけていたとしても汚れがあります。まずはその汚れをおおまか に消し、線を少しくっきりさせましょう!
・それには「トーンカーブ」or 「明るさとコントラスト」の機能を使います。ここでは簡単に出来る
明るさとコントラスト」を使ってみます(図3)。
図3
・明るさとコントラストの数値はそれぞれお好みで
「プレビュー」で確認しながら設定します。

・まだまだ汚れは残っています(図4)。その細かい汚れを、 画像を拡大して一つ一つを取り除くのは
結構大変な仕事です。ここでは少しでも楽に取る
ために以下の方法を取ります。

・まず「自動選択ツール」を選択してください(図5)。 そして「選択ツールオプション」で「選択する色の
範囲」を「1」(図6) に設定して下さい。
そして「自動選択ツール」で主線以外の部分を選択しましょう。追加して選択するときは、 「Shiftキー」を押しながら選択します。
図5&6&8

図9

・この状態で分かり易くなった汚れの、マスクされている部分(これは設定によって色が違います。ここでは赤) を「投げなわツール」などを使ってがばーっと選択し消去(「Delete」キーを押す)しましょう。
この時消去する前に背景色が「白」である事を確認してからにしましょう。(図10
・後は選択しきれなかった細かい部分をペンツールで塗りつぶします。(この時は描画色が「白」)
・マスクされている汚れの部分をすべて消したら
「クイックマスクモード」を元に戻し(図9の隣を
クリック)「Delete」キーを押せば汚れは綺麗に
消えます。

・次に「クイックマスクモード」を選択します。
するとどうでしょう!汚れの部分がハッキリ分かるようになりますね(図9)。

図10

主線レイヤーを作ろう!
図11&12&13

・後は「選択範囲の読み込み」(図8参照&図14)で 今作成したチャンネルを選択し、「新規のレイヤー」上でお好みの色で塗りつぶせば・・・・・・

図14

・さていよいよ主線レイヤーを作ります。調整した主線の背景レイヤー全体を 「すべて選択」します(図8参照)。
・選択出来たら「編集」→「コピー」(図11)を 選択し、
全体をコピーします。
・「チャンネル」のパレットがある「チャンネル」のタブを
クリックして、 さらに「新規チャンネルボタン」をクリック
して「新規チャンネル」 を作成します(図12)。
・作成したチャンネルを選択した状態で、今度は
「編集」→「ペースト」(図11参照) を選択し、主線全体をチャンネルに貼り付けます。
・これで主線のみの選択範囲が保存された状態に
なります。
・後々の作業をやり易くする為に、ここで作ったレイヤーやチャンネルの 名前を変更しておきましょう!
変更の仕方はそれぞれの名前の部分を ダブルクリックすれば、変更のダイアログボックス(図13)が
表示されます。

図15
主線レイヤーの出来上がりです!図15)。
ここでは解りやすいように、赤から黒のグラデーションで塗りつぶしてあります。





以上で主線レイヤーの作り方は終わりです。でもこれはほんの1例です。
参考までにもう1つの作り方も書き加えておきましょう!


図16 ・これは取り込んだ主線が「黒」などの濃い一色の場合に、簡単で便利だと思います。
・調整した主線の画像を「コピー&ペースト」し、
新規に作られたレイヤーの 描画モードを「乗算」
図16)に変更して、 その下に彩色するレイヤーを配置すればOK!